元園長の保育園情報

保育理念について考えてみた

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当園の保育理念は、「園児、園児の両親・祖父母、スタッフ、地域の人々、園児の将来を含め、日本一笑顔の多い保育園を目指す」です。

最近、自分の子どもが通う保育園を探すために見学に行っています。
本当は自分のところの保育園に入れて見ていたいのですが、通うとすると1時間半くらいかかってしまいます。
また、満員電車に子どもを抱っこして乗るのもどうかと思います。
後は、保育園のいいところって子どもの親がいない環境で自分で考えて生活していくことだと思っています。
そのため、自分のところの保育園に行かせたい気持ちもあるけど、他の保育園に通わせるつもりでいます。

話はそれましたが、この保育理念について他の保育園の保育理念を聞いて、自分のところの保育理念が合っているか再度考えてみました。

保育理念の解説

当園の保育理念には2つの思いが入っています。

1つは、今現在の進行形で子育てを両親だけではなく子どもを取り巻く人々全員で行い子どもを中心に全員が笑顔になりたいという思いです。

ニュースを見ていると昔より物や情報はあふれるほどに充実し子育てもしやすくなったようにみえます。
一方で、うつになったり、ストレスを抱えたり、保育園に入れなかったりと問題も多くあります。

このような状況の中でお母さんたちにもう少し周りの人が協力することで、子育てが楽しくなり、子どもも成長できる環境が作れると考えました。

私が子どものころと比べるとどんどん核家族化し、隣近所の付き合いがなくなり、コミュニケーション不足が行き過ぎとなっています。
その証拠がLINEのブームでみんなどこかコミュニケーションに飢えていたのではないでしょうか。

また、子どもを見ると全くの他人も気さくに声をかけてくれたりします。
多くの人が子どもに癒され、そして笑顔になります。

特に子どもがまだ小さい時は両親だけで働きながら育てるのは大変な苦労があります。
子育ての時期だけでも周りの人と協力して子どもを育てることで、両親は少し楽になるし、子どもも両親以外からの刺激で成長するし、周りの人も子どもの笑顔で元気になるというみんながWinという好循環が生まれると考えています。

もう1つは、10年後や20年後の将来においても保育園で活動したことがその子の人間性を豊かにして人並みの人生を過ごしてほしいという思いです。

私が10年前に今のこのスマホ環境や社会保障の崩壊など予想で来ていたでしょうか?全く、予想できません。

20年前となればなおさらです。

何がいいたいかというと、日本社会の10年後や20年後はどうなるかわかりません。

でも、年金の仕組みが危ういことや消費税が引き上げられること、平均年収が少なくなっていることなどを考えると不安になりますし、その他にも何が起こるかわかりません。

そうした不安定な日本社会を生きていける人間性として保育園でできることがあると考えました。
特に乳幼児期は人格形成の時期であり、子どものその後の人間性の根幹が養われていく時期だと考えています。

無意識のうちに吸収して特徴として活かしたり、習慣化できたりするはずです。

よくある保育理念を考える

よく目にするのが「明るく元気に・・・・」という理念です。

保護者からも「とにかく元気に育ってほしい」という話はよく聞きます。

私も最初に頭をよぎったのはこうした理念でした。
でもよくよく考えてみると、物足らない気がしました。

この「明るく元気に育つ」という言葉は私も小さいころから聞いていた記憶があります。
保育理念にしている保育園ももう何十年も前にできた保育園だったりします。

昔は、戦後の復興で景気も良くやっと食べたいものが食べられるようになり、電化製品も充実して暮らしもよくなったりしている時期で、不安もなく元気に大きくなってくれれば普通の生活ができるだろうと予想できました。

でも、今は状況が少し異なっていて「明るく元気に」という言葉の裏にも知恵や人間性を養い、将来の不安がある日本でも「明るく元気に」過ごせるようになってほしいという願いがあるんではないでしょうか。

何が言いたいかというと、昔は兎に角、体を動かしたり、楽しく話をしたりしていれば普通に大人になり、普通に生活できたけど、今は最初にもう1ステップ必要になってきていると感じています。

ダルビッシュ選手のこの言葉も同じような認識を感じます。

明るく元気に育つために

当園の保育理念はこの昔と今との社会の違いをどう克服するかを考えて出てきたものです。

特に重要だと感じたのが保育理念にある2つです。

昔は、おじいちゃんやおばあちゃんが孫の面倒をみて、ご近所さんにお世話になりつつ子育てができました。
子育て中はお互いさまということで周りから助けられていました。

また、高度成長期まで順調に日本は成長していて社会に対する不安も今より少なかったはずです。

こうした社会の変化を受け止めて、多くの人が考える「明るく元気に育ってほしい」を実現するための保育理念だと考えています。

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